ノッカンドォ

こんばんは。変な懸垂で首筋を痛めてしまったマスターです。

今日はノッカンドゥともいう、シングルモルトスコッチウイスキーの紹介です。

バーボンカスクだし、自分で買ったこともなかったんで仕入れてみました。

Knockando 12years 43%vol Bourbon Cask

ノッカンドォはスペイサイドの蒸留所です。

創業は1898年、ゲール語で「小さな黒い丘」という同じ名の村で作り始めたのが始まり。エルギン地区で酒商をしていたジョントンプソンが設立し、現在はディアジオ社の所有でブレンデッドスコッチのJ&Bのキーモルトです。

箱の裏を読んでいくと、
「最も純粋な天然成分だけがノッカンドゥーを作るのに使われます。
蒸留所の伝統的な製法に従って、年々磨きをかけられて。
樽の選択はノッカンドゥのノウハウの中心であり、オーク樽でほ穏やかな成熟はそのほのかな香りをゆっくり現してくれます。
繊細で特徴的なフレッシュ・アーモンド香が若いものにはあり、年数を重ねるごとに香りの重さと深みが加わる。」
と書かれています。ここの蒸留所のようにバーボン樽で味を決めているシングルモルトは多々あり、それをメインにブレンデッドスコッチの味を作っているとなれば、みなさんも知らず知らずバーボンの風味を堪能している、ということになりますね。(無理やり)

スペイサイド

スペイサイドというのは、スコットランドにあるスペイ川流域にある蒸留所群を指す言葉で全体的に華やかで甘味のある味わいも持つことで知られています。

所在地:Knockando Aberlour Moray となっています。
この アベラワーってきいたことありません?あっちの言葉で「ラワー川沿いにある」って意味だそうですが、こちらもシングルモルト・アベラワーが名前を使っているので、ウイスキー好きな人は知っているかも。アベラワー蒸留所は1826年創業だったので先に名前を使われちゃったのかも??

その他にもこの辺りは蒸留所がかなり密集していて、ノッカンドォに隣接して2つも蒸留所があります。ひとつはカードゥ(Cardhu「黒い岩」)蒸留所でジョニーウォーカーのキーモルト、もうひとつはタムドゥ(Tamdhu「黒い塚」)蒸留所でフェイマスグラウスのメイン原酒を造っています。
面白いですねぇ。ブレンデッドウイスキーがどうやってできているのか辿っていくといろいろ見えてくるとおもいます。
このノッカンドォはブレンデッドスコッチの「J&B」のメインとなる原酒です。
「J&Bレア」が日本でもよーく見かけると思います。もともとは禁酒法後のアメリカをターゲットにした商品で、いまでもスコッチウイスキーとして世界トップ5の売上なんだとか。海外では「J&Bジェット」や「J&Bリザーヴ15年」が流通しているそうですがいつか味見してみたいですね。

そんなことを妄想しながら今夜はこのKnockandoに乾杯!

 

”Knockando Single Malt Scotch Whisky
est 1898 speyside

The distillery of Kockando stands on the banks of the river Spey, which gives its name to Speyside, a region of Scotland long renowned as the home of the finest malt whiskies.
Built in 1898, the distillery lies in the village of the same name, Knockando, derived from Gaelic ‘Cnoc-an-dhu’, meaning ‘little black hill’.

Only the purest natural ingredients are used to make Knockando, according to the traditional methods of the distillery, honed by the years. Cask selection lies at the heart of Knockando’s expertise; gentle maturation in oak casks slowly reveals the subtle aromas of Knockando, delicate with a distinctive fresh almond note in its younger versions, it gains weight and depth of flavor over the years.
Although distillation continues throughout the year, each year of production is still referred to as a ‘season’ at the Knockando distillery.
Today, Knockando is still bottled one single ‘season’ at a time, and each bottle proudly states its year of distillation.

Matured in refill bourbon casks mainly for a minimum of 12 years this Knockando Season is the perfect expression of the style of the  distillery:particularly delicate, fruity and subtle with distinctive fresh almond notes.”

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