クリーブランド ウイスキー

今日紹介するアメリカンウイスキーブランドは日本ではあまりメジャーじゃありませんが
個性的で美味しいウイスキーをつくっているところです。

ここ10年で急速に国内消費が増して新たな蒸留酒メーカーが次々誕生
クラフト・スピリッツメーーカーが500社以上誕生しているといわれるアメリカから
面白そうなウイスキーを作っていたので3年前くらいに初めて個人的に購入仕入したブランドです。

Cleaveland whiskey

クリーブランドというのはアメリカ北部にあるオハイオ州の都市の名前
いまや世界中で作られているウイスキーですが、アメリカでも様々な地域で蒸留所ができウイスキーが作られています。

設立は2009年で 革新的で前衛的なアプローチのウイスキーづくりをする同社は世界中で開催された数々のコンクールで受賞。当時のオバマ大統領も視察訪問するほど。

いまではアメリカだけでなくドイツ、フランス、ベルギー、スイス、そして日本で販売市場を拡大してきました。

Cleaveland Black Reserve 100proof

クリーブランドウイスキーのフラッグシップボトルである「クリーブランド・ブラックラベル」は背の高いスマートなボトルが印象的。

穀物やナッツのようなややオイリーで甘い香り、ツンするアルコール感がないやさしい香りがします
口に含むとスパイシーな甘味が広がります。甘味が口の奥から鼻腔に抜け舌の上にはピリッとした辛味が余韻として残る独特な余韻があります
加水すると甘味が開き、一気にまろやかな口当たりに変わります 加水してからの余韻はよりアルデヒディックなものになるのも面白い。加水は2Dashくらいまでがおすすめと感じました。
アメリカンウイスキーはちょっと苦手 という方もストレートでじっくり楽しめるウイスキーです。

 

それともう一つ、特に個性的なのはこちら

Cleaveland Underground 94proof

クリーブランド・アンダーグラウンドというプロダクトで、独自のエイジングプロセス:圧力管理と酸素コントロールとオーク樽の焼き入れ技術など、新しいアプローチで伝統的ないままでの長期熟成バーボンと同程度の味わいを目指したウイスキーです。

ウイスキーの熟成の秘密は、暖かいときと寒いときの気候の違いで熟成樽が膨張・収縮する際に樽材の中にウイスキーが浸透・排出され、そのときにお互いの成分の交換や新たな芳香剤の生成などの化学反応も起こっています。

バーボンのフィニッシュ樽にホワイトオーク以外の特徴的な香りをもつ木樽を使用している規格で
数年前はブラックチェリー樽熟成品のみ販売していましたが、現在はいろんな木の種類を試し5つのウイスキーを作り分けることに成功しているようです。

ブラックチェリー、アップル、ヒッコリー、シュガーメイプル、ハニーローストの5種類です。

なんだか焼き菓子を選んでいるような気分になりますね。

バーボンスクエアで所有しているのは最初に販売していたボトルで、ブラックチェリーをメインに味と風味を仕上げているものですが、甘すぎるカクテルのようなものではなく、他にないロースト感とスパイシーさを感るウイスキーになっています

当時の資料によるとハーブや花、ジャマイカラムやクラフトビール、果てはハバネロ唐辛子などを漬けた樽材なんかをいろいろ使用していたみたいでなかなか何でもやってやろう精神がおもしろいですね。
同社がなんども明言しているのは「人口の甘味料や香料等は一切使用していない、すべて自然の材料から製造しています」ということ

オバマさんが訪問した時の様子がHPに掲載されています
http://clevelandwhiskey.com/the-president-tours-our-distillery/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。