Four Roses Limited Tasting Box

フォアローゼズの限定原酒が今日届きました。

でーん！

どえらい大層な箱に入ってます。
なんだかクリスマスプレゼントをもらったときのような、箱を開けるときのワクワク！たまりませんね。

中身はフォアローゼズ・シングルバレルのバレルストレングス一本と、フォアローゼズ・シリーズを飲み比べて楽しむためのテイスティング・グラス。それと各商品の違いを解説したパンフレット、まだあまり広く浸透していない「バーボンとは本当はどんなウイスキーなのか」を解説してくれている小冊子付き。中にはウイスキー文化研究所の土屋守さんとキリン・マスターブレンダ―（元フォアローゼズ蒸留所ディレクター）の田中城太さんの対談記事もあり、これを読むだけでもバーボンへの理解が深まるので一読の価値ありです。

この限定セットは広島でホテルなどを含めておそらく十数件だけの限定で、バーボンをメインに扱っているバーだからとこんな弱小バーにも話を振っていただいてとても感謝しています。

この話を最初にいただいたとき、特別な原酒ってどんな原酒なのかと質問したところ、「今回だけの特別な、限定の、厳選された…原酒で…」と担当の方の話ではよく分からない内容。バーボンってまだまだその程度の認知度なんです。
このセットを仕入れたお店では各々試飲会など開かれるでしょうからこれを機にスコッチ・モルトフリークの方々にもう少しアメリカンウイスキー、バーボンウイスキーを受け入れていただいて、新しい発見があることを願います。

ボトルは通常のシングルバレルのと同じ。ラベルがスパークリングゴールドで高級感があります。そして「バレルストレングス」の文字。度数は５９．４％（118.8Proof）です。

フォアローゼズ蒸留所はいくつかあった蒸留所を統合し、１０種類の異なる原酒をつくり、プロダクトによってブレンドし分けているそうです。今回の原酒は１０種の中のひとつ、コーンの比率が高いマッシュビル（穀物原料配分）とフローラルな酵母をつかったタイプのもので８年８~９か月熟成させた原酒だそう。

 

Single Barrel と Barrel Strength

シングルバレルとは、出来のよく熟成された樽原酒を他の樽とは混ぜずに瓶詰めしたバーボンウイスキーです。とはいえ飲み頃で美味しいと感じる限度で多少加水調整はされています。
バレルストレングスとは樽出しそのままの原酒のことをいいます。

よく間違われるのはシングルモルトですが、これは原料がモルトのみで作られているということです。スコッチウイスキーなどではほかの樽と混ぜていないものをシングルカスクといい、樽出し原酒のことをカスクストレングスと言ったりします。

シリーズ飲み比べできます

今回一緒にフォアローゼズ・スーパープレミアム（プラチナ）も久しぶりに仕入れてみようと思うので、興味のある方にはまとめてテイスティングできるように準備します。

どんな味がするのか楽しみですね！！